2020年8月中旬・下旬に行われたインドネシアのスタートアップ投資をご紹介。
BukuKas

概要:中小企業向けのデジタル台帳アプリを提供するBukuKasがプレシリーズAラウンドで900万ドルを調達
投資家:VC – Sequoia India、Saison Capital、Speedinvest、S7V、January Capital、Cambium Grove Capital
要点
- BukuKasのデジタル台帳のモバイルアプリは、中小企業のオーナーが財務の流れを把握し、効率的に管理するのを手助けする。
- インドネシアの多くの中小企業は未だに紙ベースの財務管理を行なっている。そのため、財務の見える化や利益を把握ができていないという課題を抱える。
- BukuKasのモバイルアプリは、売上、経費、売掛金、負債など記録する簿記の役割と返済のリマインダー機能を有する。
- このアプリを使うことで、中小企業は手動での計算や照合作業にかける時間を大幅に削減できる。また、キャッシュフローや利益構造などの把握が容易になり、事業の改善につなげることができる。
- 2019年創業にもかかわらず、BukuKasのアプリはすでに80万の中小企業に利用されている。
これまでの調達:シード (2020年4月) :300万ドル
KitaBeli

概要:ソーシャルコマースのKitaBeliがシード出資を獲得(額は非公開)
投資家:リードVC – East Ventures、VC – AC Ventures、エンジェル投資家
要点
- KitaBeliのプラットフォームでは、利用者が知り合いなどを招待し、グループを作ることで、日用品や生活必需品の購入の割引を受けることができる。
- インドネシアの消費者は、非常に社交的で家族や周りの友人に割引などのお得情報や買い物体験をシェアするのが好きといった特性を持つ。
- KitaBeliのサービスはこの点に着目し、友達などを巻き込んだグループ購入を促している。一緒に購入する人も割引も受けることができるのでお得に感じるといったものだ。
- 一般的なソーシャルコマースのサービスは、共同体のリーダー格の人に再販売をさせるモデルであるが、KitaBeliの場合、直接購入を促すD2Cのアプローチなので異なる。
これまでの調達:なし
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