2020年8月上旬に行われたインドネシアのスタートアップ投資についてまとめてみました。
Wahyoo

概要:小規模な飲食店向けのDX支援のWahyooがシリーズAラウンドで500万ドルを調達
投資家:リードVC – Intudo Ventures、VC – Amatil X (コカコーラのCVC)、 Kinesys Group、Arkblu Capital、Indogen Capital、Selera Kapital、Gratyo Universal Indonesia、Isenta Hioe
要点
- インドネシアの零細および中小企業の市場規模はGDP 1兆ドルの60%以上を占め、その大半がWarungのような飲食店や小規模な商店である。
- しかし、それらのほとんどが運営や管理のシステムを有しておらず、財務管理や事業計画を作成しないので事業が停滞するといった課題を抱える。
- WahyooはそんなWarungの運営を改善するために3つのDX支援サービスを提供。
- 1つ目は、食料品の発注、財務管理、マーケティング、ロイヤリティプログラムなどができるデジタルツール
- 2つ目は、過去の成功事例をもとにした食事の準備や財務管理などに関するオンラインとオフラインの研修プログラム
- 3つ目は、Warungおよび消費者向けの食料品のEコマース
- すでにジャカルタ都市圏で13,500以上のWarungにサービスを提供している
これまでの調達:シード(2019年):額非公開
Ayoconnect

概要:B2BフィンテックのAyoconnectがプレシリーズBラウンドで500万ドルを調達
投資家:リードVC – BRI Ventures、VC – Finch Capital、Brama One Ventures、 Amand Ventures、AC Ventures、企業 – 価格.com
要点
- Ayoconnectは、携帯料金、公共サービス、授業料などの支払いを様々なチャネルで行えるサービスを提供している。
- オフラインチャネルは金融機関や郵便局やコンビニなど、オンラインチャネルはEコマースやモバイルウォレットサービスなどがある。
- Ayoconnectは、エンドユーザーの支払いのチャネルを増やすことで、通信会社、公共事業者、教育機関といった請求書を発行する側の企業がより早く、安く、支払いを受け取れるようにしている。
- Ayoconnectは、すでに600社の請求書の発行企業と40社の支払いチャネルパートナーを獲得している。
これまでの調達:シリーズA (2017年):額非公開、シード (2017年):100万ドル
ソース:Kr-Asia、e27、DeelStreetAsia
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