2020年8月中旬に行われたインドネシアのスタートアップ投資をご紹介。
Aruna

概要:水産食品のEコマースを手掛けるArunaが550万ドルを資金調達
投資家:VC – East Ventures、 AC Ventures、SMDV
要点
- インドネシアには270万人の漁師が存在するが、その殆どが低所得で貧困ラインギリギリの生活をしている。
- Arunaは、B2Bの水産食品Eコマースを通じて、漁師が直接販売ができる透明性のあるフェアトレードの機会を創出している。
- 地元の漁師は、Arunaのプラットフォームで他の東南アジアの諸国にも海産物を輸出販売することができる。
- すでにインドネシア群島の31の沿岸地域の数千人の漁師がサービスを利用している。
- その他にArunaは、Tokopedia、Shoppe、SayurboxなどのEコマース上で注文ができる水産食品の宅配サービス「Seafood by Aruna」も提供している。
これまでの調達:プレシード(2017年):額非公開、シード(2019年):額非公開
eFishery

概要:アグリテックスタートアップのeFisheryがシリーズBラウンドで資金調達を実施 (額は非公開)
投資家:リードVC – Go-VenturesとNorthstar Group VC – Aqua-SparkとWavemaker Partners
要点
- eFisheryは、養殖業者向けのスマート養殖を実現するための4つのサービスを提供している。
- eFisheryFeeder: 魚やエビへの給餌をアプリで監視・スケジュール管理できる自動給餌装置
- eFisheryFeed: 魚の飼料製品
- eFisheryFund: 養殖業者向けの金融事業
- eFisheryFresh: 養殖業者と顧客を繋げるオンラインプラットフォーム
- また、eFisheryの製品の販売、装置の展示、修理やトレーニングを行うサービスセンターもインドネシア全土で30箇所展開している。
- これまでに、インドネシア全土の24の州で、数千の養殖事業者にサービスを提供している。
これまでの調達:プレシリーズA (2015年):額非公開、シリーズA (2018年):400万ドル
所感
- インドネシアは、世界で3番目の漁業・養殖業の生産量を誇る水産大国である。
- しかし、しかし業者のほとんどが伝統的な漁業や養殖業に依存しており、テクノロジーの導入が進んでいない。
- フィッシュテックのスタートアップは、生産量の増加やコストの削減といった可視化しやすいメリットを提供することができるのでポテンシャルが大きいと言える。
ソース:Kr-Asia、e27、DeelStreetAsia
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