2020年9月上旬に行われたインドネシアのスタートアップ投資をご紹介します。
Waresix

概要:ロジテックスタートアップのWaresixがシリーズBラウンドで1億ドルの資金調達を実施
投資家:リードVC – EV Growth、VC – Softbank Ventures Asia、Jungle Ventures、Pavilion Capital、財閥企業 – Emtek
要点
- Waresixは、自社のトラックと倉庫業者のネットワークを通じて、事業者と配送業者をつなげている。
- Waresixは、インドネシア全土での諸島間の輸送に対応するために、陸上及び海上での輸送や一般貨物輸送とコールドチェーンといった複合一貫の輸送サービスを提供している。
- 同社は、インドネシアの100以上の都市で、4万台以上のトラックと375の倉庫業者を抱えている。
- これまでに、Unilever、Indofood、JD.ID など250以上の大手企業にサービスを提供している。
- 市場調査会社のMordor Intelligenceによれば、インドネシアの物流業界の市場規模は少なくとも1500億ドルであると推測されている。
これまでの調達:シリーズA (2019 ~ 2020年):2,550万ドル、シード (2018年):160万ドル
Webtrace

概要:車両追跡と車両管理を最適化するロジテックスタートアップのWebtraceがシードラウンドの延長で資金調達を実施 (額は非公開)
投資家:Corin Capital
要点
- Webtraceは、IoTセンサーの技術を使って交通バスや配送トラックなどの位置情報や移動データなど収集することで、車両管理の最適化を行うロジテックスタートアップである。
- 今年の4月にPrasetia DwidharmaとAstra Venturaの2社から既にシード出資を受けており、今回のCorin Capitalによる追加投資は4月のシード出資の延長となる。
- Webtraceの技術は、コストの削減と稼働性、生産性、安全性の向上を実現する。
- 過去のケーススタディによれば、10ドルのサービス費用に対して、1台あたり35ドルの投資効果を期待できるとのことである。
- インドネシアの陸上物流の総支出額は、2020年までに2,900億ドルに達すると予測されている。
これまでの調達:シード(2020年4月):額非公開
ソース:Kr-Asia、e27、DeelStreetAsia、Tech in Asia
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