2020年7月上旬に行われたインドネシアのスタートアップ投資をご紹介。
BukuWarung

概要:中小規模事業者向けの会計アプリサービスのBukuWarungがプレシリーズAの資金調達を実施
投資家:リードVC – Quona Capital 、VC – East Ventures、AC Ventures、Golden Gate Ventures、Tanglin Venture partners、財閥企業 – Michael Sampoerna
要点
- BukuWarungは、零細企業と中小企業向けに現金およびクレジットの取引、売上、経費を管理するモバイルアプリを提供している。自動で送られる支払いのリマインダー機能によって、事業者は通常より3倍速く返済を受けとり、キャッシュフローを改善することができる。
- インドネシアでは零細企業と中小企業の数は6000万以上存在し、1兆ドルのGDPのうち60%異常を占める。一方、いまだに会計や簿記の業務をマニュアルで行っている事業者も少なくはない。特に、零細企業は、銀行などの金融サービスへのアクセスが限定的だったりする。
- すでにインドネシア国内で750の場所で600万以上の事業者にアプリを提供している。
- Buku Warungはシリコンバレーの著名アクセラレーターY Combinatorにも採択されている。
これまでの調達:シード(2020年4月):額非公開
Payfazz

概要:フィンテック決済アプリのPayfazzがシリーズBラウンドで5300万ドルを調達
投資家:リードVC – B Capital Group、Insignia Ventures Partners、VC- Tiger Global Management、Y Combinator、ACE & Company、Quiet Capital、BRI Ventures
要点
- Payfazzのアプリは、エージェントと呼ばれる小規模な店舗などを通じて、プリペイドの携帯クレジットの購入、電気料金の支払い、モバイルウォレットへのチャージなどを可能にしている。
- すでに25万以上のアクティブなエージェントが同社のプラットフォームを利用している。エージェントを通じて、毎月1000万回の決済を行っている。
- 決済サービスの他には、P2P融資、PoSシステム、フリーランサーのマーケットプレイスなどのサービスを提供している。
- インドネシアでは、人口の50%以上が銀行口座を保有しておらず、75%以上が融資、投資、保険などその他の金融サービスを利用できないという課題がある。それに対して、Payfazzはエージェントネットワークを通じたソリューションを提供している。
- Payfazzは2017年にインドネシアスタートアップとして初めてY Combinatorに採択された。
これまでの調達:シリーズA(2019):2100万ドル、シード(2017):16.5万ドル
ソース:Kr-Asia、e27、DeelStreetAsia
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