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ファッションEコマースのSorabelが事業撤退へ ~全体的にEコマースが伸びている中で、Sorabelは何故うまくいかなかったのか~

女性向けEコマースを運営するSorabelが2020年7月末で事業を撤退することを発表しました。

新型コロナウイルスの影響により、インドネシアでもEコマースの利用が増えています。その中で、なぜSorabelが撤退することになったのか、今回の撤退までの経緯をまとめました。

Sorabelの会社概要

  • 2014年に中低所得層の女性をターゲットにしたファッションEC「Sale Stock」として創業。
  • 事業の特徴は、Sサイズから10XLなどの豊富な種類のサイズを取り揃えている点と、商品到着後に試着して送料無料で返品が出来る点。
  • 2019年1月には、サービス名・社名共に「Sorabel」に変更。
  • これまでに計4回、総額約2700万ドルの資金調達を行っている。
  • Gobi Partners、Golden Equator、Open Space Ventures、InnoVen Capitalなどが出資。

Sorabelの事業撤退に関して

  • 7月27日、複数メディアがSorabelの事業撤退を報じる。
  • Sorabel社から公式の発表はまだ行われていない。
  • 複数のメディアによると、Sorabelは従業員に8月の給与も払えない状態だという。
  • CFOのKevin Widlanskyによると、現在、事業の清算手続きをしている最中で、買収の可能性もあるとのことだ。
  • フィリピンで展開していたファッションEC事業のYabelも今年2月に停止していた。
  • 今回事業を閉じることとなった直接の要因は、新型コロナウイルス発生以前から計画していた次のラウンドの資金調達が上手くいかず、資金が枯渇してしまったからである。
  • 資金調達が難航した理由としては、既存の投資家のほとんどが中国などの海外投資家で、現地に出向いてのアピールが出来なかったからだと考えられる。
  • 新型コロナウイルスの影響で、ターゲットである中低所得層の女性たちは仕事を失い、ファッションECの利用が減少したことも事業の撤退を後押しした。

所感

  • インドネシアでは、新型コロナウイルスの影響で消費がオンラインに移行したことで、Eコマースの需要は全般的に高まっています。
  • しかし、失業や所得の低下によって消費が抑制されやすい衣服などを取り扱うファッションEコマースの業績は悪化しました。今回のSorabel社の事業の撤退のニュースはその事実を物語っています。
  • このように、新型コロナウイルス以降で急成長したオンラインサービスの中でも、より細やかな視点でどの分野がどのように伸びているのかを見極めることが重要になってくるでしょう。

ソース:SorabelSWADailySocial

By ライター小林

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